コレステロールが上昇する原因とは!?今すぐ控えたいNG 習慣５つ

歳をとるごとに体力の衰え、体調の変化を感じている人は多いはず。

今年30歳になる私も、疲労感がなかなか抜けなかったり、以前のように運動できなかったり、と日々少しずつですが体力の衰えを感じています。

そして、私は将来健康で長生きできるんだろうか？とぼんやり考えることがあります。

そんなとき、日本人の死因(2015年)は一位が癌、二位が心疾患、三位が肺炎、四位が脳血管疾患というデータを知りました。

私が驚いのは、二位の心疾患、四位の脳血管疾患です。この二つはコレステロール値が高いことが原因で起こりえるということ。つまり、自分で気を付けて生活習慣を改善すれば予防できる可能性があるということなんですよね。

今はまだ若いからと、好き放題の生活をしていてはいけない！と思い、コレステロールの上昇の原因を調べてみました。

将来の健康が少しでも気になるあなたに知ってほしい、コレステロールが上昇する原因を紹介します！

コレステロールが上昇するってどういうこと？

コレステロールとは血液中に含まれる脂質のことです。食事によって増えるだけでなく、肝臓などでもつくられています。

コレステロールは細胞膜の構成や、ホルモンや胆汁の材料になるなどの大切な役割があるのです。なので、コレステロール＝悪者、というのは大きな間違い！

コレステロールにはHDL(善玉)とLDL(悪玉)が存在します。それぞれに含まれるリポタンパクによって働きが違います。

HDLは血液を通り、体中の余ったコレステロールを回収し肝臓に運び、LDLは肝臓から血液を通り、コレステロールを体中へと運びます。

本来、私たちの体の中では、コレステロールの量や善玉と悪玉などのバランスを良好にキープされるようになっています。しかし、生活習慣の乱れなど、ほかにも様々な原因で量やバランスに異常が生じてしまい、「コレステロールが上昇している」状態になってしまうのです。

コレステロールの正常値はこちら。あくまでも目安ですが参考にしてみてください。

食べる量が多いとコレステロールが過剰に摂取されてしまいます。摂取カロリーを考え、腹八分目を心掛けましょう。

脂っぽい食事の摂りすぎや、卵、魚卵、イカ、タコなどのコレステロールを多く含む食材の食べ過ぎには注意です。

食べるときはコレステロールの吸収を穏やかにしてくれる食物繊維をたっぷり含む野菜を一緒に！バランスの良い食事を意識することが大切です。

お酒の飲みすぎは肝臓に大きな負担をかけることになります。肝臓の機能を正常に保つためにも、お酒を飲む時は適量を心掛け、休肝日もつくるようにしましょう。

運動不足は筋肉量が落ち、血行不良の原因になり、詰まりやすい血管になってしまいます。きつい運動は必要ありませんが、ウォーキングなど毎日でも続けられる運動を心掛けましょう。

タバコに含まれるニコチンにはLDL(悪玉)コレステロールを増やし、HDL(善玉)コレステロールを減らしてしまう働きがあるのです。

血管自体をもボロボロにしてしまう喫煙は健康にひとつもメリットはありませんよね。

コレステロール値の高さには、加齢が大きく関係していると言われています。

男女ともに40代～50代になるとコレステロールが上昇しやすくなるので注意が必要です。特に女性は閉経後に一気に上昇する傾向があるのだとか。

遺伝もまた原因の一つと言われています。遺伝により、LDL(悪玉)コレステロールが上手く分解されずにコレステロール値が高くなってしまう「家族性高コレステロール血症」という病気は難病にも指定されています。

家族は食生活が似ていのも原因の一つとも言われています。親や家族がコレステロール値に悩んでいる人は、将来のためにも早いうちに生活習慣を見直しましょう。

ここで紹介したNG習慣を控えることはコレステロール値を正常にするためにももちろん大切ですが、それ以外の体の健康維持にも重要になってきます。

生活習慣を一気に変えてしまうのは大変ですが、少しの意識で、ちょっとずつの改善なら無理なく出来そうですよね。あなたの健康を管理するのは、あなた自身です。将来、健康に楽しく生きていくために、今できることから始めていきましょう！