あなたは毎食の食事を楽しめていますか?
仕事で嫌なことがあってストレス食い!生理前の止まらない食欲!など、大なり小なり過食に苦しんだ経験のある女性は少なくないはずです。
私は高校生の頃の無理なダイエットで短期間で10キロほど痩せ、反動で過食症になってしまいました。
拒食と過食を繰り返す時期と過食だけが続いた時期、その間はずっと自分の体形や食のことで頭が支配されていました。そして通常の食生活ができるようになるまで、約6年かかりました。
食事は生きていくために必要不可欠だということを忘れてはいけません。ダイエットや体形維持のために食事制限をすることがあるかもしれませんが、何よりも一番大事なのは、心身共に健康でいることです。
食べても食べても湧き上がる食欲に悩んでいるあなたに知って欲しい、過食の原因と重症化させない方法を紹介したいと思います!
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目次
お腹はいっぱい!なのに食べ過ぎてしまう原因とは?
精神的要因
ストレスを感じたとき、お腹はすいていなくても何か食べたい!特に菓子パンやチョコレートなど甘いものを食べたい衝動に駆られらたことはありませんか?
こう感じるのは自然のこと。実は食事をすることで脳内のストレスが沈まる効果があるのです。そして甘いものや脂っこいものは、よりストレスの鎮静効果が高いと言われています。
ストレスを感じて何かを食べたくなるのは、私たちの体の自己防衛のようなものなんですよね。
しかし“太ってしまうのではないか”と心配すぎて、食べること自体がストレスになっていると『ストレス↔食べる』の負のループに陥り、過食に繋がってしまうんですね。
ホルモン的要因
食欲をコントロールするホルモン、レプチンとグレリンを知っていますか?
レプチンは食欲を抑え、グレリンは食欲を促す働きがあり、この二つのホルモンのバランスが崩れると、過食の原因となってしまうのです。
体脂肪が多いと、レプチンの働きが鈍くなり、満腹を感じづらくなるといいます。普段から脂肪の多い食事を控え、運動を心掛け、レプチンが正常に働ける環境を作ることが大切なんですね。
また睡眠時間が短い人は、レプチンが減り、グレリンが優位になるので、過食する傾向があるといいます。
過食を止める5つの方法!出来ることからでOK!
1.栄養バランス
ダイエットで食事制限をしても、全体の栄養バランスは崩さないことが大切です。
敬遠されがちな脂質や糖質も大事な栄養素です。栄養バランスが崩れると余計な食欲が沸いてしまう原因にもなります。脂質や糖質は抑えても、ゼロにはしないようにしましょうね!
2.ゆっくり食べる
よく噛まずに、食べるのが早い人は過食傾向にあるといいます。食事はよく噛んで、味わって食べることで、満腹中枢も刺激されるので食べ過ぎの防止になります。
3.ストレス発散になる運動
健康維持のための運動はとても大切。しかし運動することがストレスになってしまってはいけません。
過食を治す運動は、楽しめる運動です。筋トレだって、ウォーキングだって、水泳だってなんでもOK!自分の好きなペース+方法で体を動かし、ストレスを発散させましょう!
4.部屋はキレイに
あなたの部屋はキレイに整理整頓できていますか?
過食・肥満と部屋のちらかりには関係があると言われています。また掃除でちょこちょこ体を動かすことも立派な運動になります。掃除に集中することで余計な食欲も消えてくれますよ!
5.趣味
「ダイエット」や「食べる事」に支配されている頭を紛らわす趣味を見つけましょう。読書や映画鑑賞、ゲームなど、何か集中できるものなら何でもいいんです。
ダイエットはポジティブに!考え方を変えよう!
私もそうでしたが、過食に悩んでいる人は、体形を気にしすぎて『食べる事=ダメ』と考えてしまいます。
そして少しでもお菓子など、普段我慢しているカロリーの高いものを食べてしまうと、プチっとストッパーが外れ過食してしまうんですよね。
過食を治すには、食べてしまった自分を責めるのではなく「食べて良かった」「おいしかった」とポジティブに考えることが大切です。
また家族や友達と一緒に食事をしたりスイーツを食べに行くことでも過食は防げると思います。
ちょっとやそっと食べ過ぎたぐらいで、すぐに太ったりはしないので心配しないでください。おいしいものを食べたことで身も心も満足できた!と考えたら、だらだらと過食してしまうこともありませんよね。
まとめ
- 食べ過ぎの原因はあなたの弱さではない!
- 1つでもOK!治す方法は出来ることから試してみよう!
- 考え方を変えると過食は治る!
今は過食症から克服した私ですが、もちろんたまに食べ過ぎて落ち込むこともあります。
しかし一回過食しただけで、世界の終わりがやってきたような絶望感を感じていた昔とは違い、今は、明日から(あるいは来週から!?)また切り替えよう、と楽観的に考えられるようになりました。
体形も私の理想をキープできているので、気持ちと体は繋がっているんだ、と本当に実感しています。