私は会社での健康診断が嫌いでした。
だってどれだけ太ったか、現実を見ることになるから。幼い頃は「去年より5センチも背が伸びた」「座高高いな(笑)」なんてことで盛り上がることが出来たのに。。。
特に中性脂肪の項目は、目を背けたくなります。私以外にも同じ気持ちの方はいらっしゃるのではないでしょうか。良かったら一緒に中性脂肪を下げる生活、始めてみませんか?
スポンサーリンク
中性脂肪とは
私たちを悩ませる中性脂肪とは、一体何者でしょうか。
健康診断で中性脂肪は「TG」と表示されていることもありますが、これは中性脂肪の別名トリグリセリドからきています。なんだか聞きなれない名前ですが、このトリグリセリドは3つの脂肪酸とグリセロールという物質がくっついて出来ているもの。
そう、1つでも勘弁してほしいのに3つもあるのです!衝撃ですね。
ここまでの説明でほぼ悪者の中性脂肪ですが、実は私たちの体を動かすエネルギー源としての役割を果たしているので、ある程度の量は必要になってきます。ただあまりに多いと肥満の原因になるので気をつけましょうね、と医師から指摘されるというわけです。
ちなみに中性脂肪とコレステロールは、細かく見ると別物になります。中性脂肪は先ほどご紹介したように、体を動かすエネルギー源として働いてくれますが、コレステロールは筋肉や細胞膜をつくるホルモンの元になるもの。
どちらも脂質には間違いないので、基準値内をキープすることが大切になりますね。
中性脂肪の値が高いとどうなる?
現在の中性脂肪の基準値は30~149mg/dLになっていますが、数年前までは最大値が199mg/dLだったので、昔と比べると少し厳しくなっています。
この基準値をオーバーしている場合は要注意!中性脂肪は肝臓で蓄えられているので、量が多いと肝臓への負担が大きくなって肝機能の低下や脂肪肝を引き起こします。他にも動脈硬化や、心筋梗塞・狭心症などの心疾患・脳卒中や脳梗塞などの命にかかわる病気の原因にもなります。
そもそも中性脂肪の値が高くなる原因は、食べ過ぎやお酒の飲みすぎ・運動不足などからきていることが多いので、会社の付き合いでちょっと一杯なんて機会が多い方は特に注意が必要になりますね。
中性脂肪の値を下げる方法
中性脂肪の値を下げるには、健康的な食事を意識して食べることが必要になります。
突然ですが健康的な食事、と聞いて皆さんは何をイメージされますか?
「和食」「一汁三菜」など、日本人が昔から当たり前の食事として食べてきたものをイメージされる方が多いのではないでしょうか。もちろんこれらは健康的な食事で間違いありませんが、白米には少し注意してください。
白米に多く含まれる炭水化物を過剰に摂取すると、中性脂肪の値が上がってしまいます。白米以外にも、パン、クッキーなどの洋菓子、炭酸飲料、アルコールにも炭水化物は多く含まれています。
「これ全部食べないなんて無理!」と思われたあなた、大丈夫ですよ。
通常の食事でいただく量程度なら問題ありません。ただ毎日の食生活を改めて見てみると「あれ?私意外と炭水化物とってるかも」なんてことに気付くことが出来るので、一度見直してみても良いかもしれませんね。
逆に多く摂取した方が良い食べ物もあります。
- 野菜:生よりも温野菜がおすすめ。野菜の栄養分を逃さずに摂取することが出来ます。
- きのこ類:きのこ類はダイエットにも最適な食材なので、たくさん食べても大丈夫!
- 海藻類:海藻サラダなどで、食物繊維やカルシウムを摂取することが出来ます。
- 豆類:たんぱく質が多く含まれているので、納豆や豆乳・豆腐などを積極的に食べましょう。
まとめ
もうお分かり頂けたかと思いますが、タイトルの「アレ」とは「食事」のことです。毎日の食事を意識するだけで、十分に中性脂肪の値を下げる効果が期待出来ます。
次の健康診断に向けて今から始めてみましょう!