ダイエットで格好良い体を目指していると気になってくるのは、お腹周りですね。
目標体重を達成しても、お腹がぽっこりしていたら何だか痩せた気がしないしお洒落な服も決まらない。
そう、お腹は大事な内臓を守るために脂肪がつきやすく、しかも痩せにくい部分と言われているのです。
私もお腹周りと絶賛格闘中です。
食事のカロリーを制限してもお腹は思うように細くならず、あまり減って欲しくないバストがサイズダウンするだけ。
腹筋運動をしてみたり、バランスボールを使ってみたりしていますが、その効果は今のところよく分かりません(涙)
お腹の上の方だけ腹筋割れてきましたが、下の方は相変わらずという感じです。
健康診断では、普段見て見ぬふりをしていた本当の自分の状態を数値でハッキリと見せつけられます。
健康維持のために知った方が良いのは分かってるけど、できれば直視したくない現実…。思ったより大きかった腹囲に、殊の外ショックを受ける女性も多いようです。
しかし女性にとって適切な腹囲のサイズが何㎝なのか、体にどう影響するのかは意外と知られていないのではないでしょうか?
数値だけに囚われて落ち込むより、腹囲と健康との関係を良く知った方が対策も立てやすいというもの。
というわけで今回は女性の腹囲に特化して調べてみたので、一緒に見ていきましょう!
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腹囲はお腹のどこで測るの?
数年前からメタボリック症候群が問題視され始め、健康診断で腹囲を測定するようになりました。
ウエストサイズと腹囲は混同されることがよくあるのですが、測る位置が違うので当然数値も違ってきます。
服を選ぶ時のウエストサイズは大体お腹の一番細いところで決めますが、健康診断ではそれより下、おへその高さの位置かそれより少し上で測るのです。
もっと詳しく説明すると、肋骨の一番下の骨の下側と腰骨両側の出っ張っているところの真ん中の位置で測定するというわけです。
腹囲の測定値は普段認識しているウエストサイズより大きめだったりするので、驚いたり愕然としたりしてしまう人もいますね。
私も初めて測ってもらった時は、軽く目の前が真っ暗になりましたよ(苦笑)。
しかしあくまでも腹囲は健康状態を知るための数値なので、特に指摘されない限りは予想より大きくても気にしなくて大丈夫ということですね。
年代別・女性の腹囲平均値
なぜ健康診断で腹囲を測るのかと言いますと、その数値から内臓脂肪がどれぐらい溜まっているのかを推測することができるから。
内臓脂肪が多い=内臓脂肪型肥満は動脈硬化や心筋梗塞、糖尿病などの命に関わる病気を引き起こしやすくなります。
この内臓脂肪型肥満に加えて、高血圧、高血糖、脂質異常症の内2つ以上が当てはまる場合『メタボリック症候群』と診断されるのです。
男性では腹囲85㎝以上、女性では90㎝以上でメタボリックと診断されます。
経済産業省が平成16~18年度にまとめた日本人の体に関するデータによれば、女性の腹囲平均値は20代後半で67.6cm、30代後半で69.3cm、40代で71.1cmでした。
元々女性は男性に比べて内臓脂肪が付きにくいのですが、これは女性ホルモンの一種“エストロゲン”の働きによるもの。
赤ちゃんを宿した子宮が十分大きくなるのを助けるため、その邪魔となる内臓脂肪を血中に放出してエネルギーとして消費しやすくするのです。
年代が上がる毎に少しずつ増加しているのはこのエストロゲンと関係があり、特に40代以降は女性ホルモンの減少に伴って内臓脂肪がつきやすくなるといわれています。
とは言え、腹囲の数値それだけでは内臓脂肪と皮下脂肪どちらが多いのか分かりませんよね。MRIで輪切り画像を見せてもらうとハッキリするのですが、これは今すぐというわけにもいきません。
そこで簡易的なセルフチェック方法がありますので、良かったら試してみてくださいね。
お腹に力を入れて立ち、その状態でお腹の肉を掴んでみましょう。
しっかり掴めたら皮下脂肪、掴めなかったらそれは内臓脂肪であり、メタボの可能性があるということになります。
メタボリック症候群は改善できます!
健康診断でメタボと診断されてしまった…そんな時は、加入している医療保険者が実施する『特定保健指導』というものが受けられます。
特定保健指導とは、専門的知識と技術を有する医師、保健師、管理栄養士等が対象者の生活習慣を見直すための支援をしてくれるものです。
対象者は専門家の面接を受け、そのアドバイスに沿って行動目標を立て、生活習慣の改善を実践します。
そして半年後、面接または電話等で健康状態や生活習慣の改善状況の確認をしてもらうという流れになっています。
生活習慣は自分の意志と努力で改善していく必要がありますが、こうした専門的なサポートがあるとより心強いですよね!
まとめ
- 健康診断ではおへその高さで腹囲を測定
- 日本人女性の腹囲平均値は約67cm~71cm
- メタボと診断されたら特定保健指導を受けよう
“メタボ”という言葉はポッコリお腹を軽くからかう意味で使われることもありますが、実は体にとって非常に危険な状態を表す言葉なんですね。
特定保健指導や主治医の指導をしっかり受けて、健康な体とスッキリしたお腹を手に入れましょう!