健康診断でメタボと言われた!私も含めて周りにメタボとメタボ予備軍が多くいます。メタボにはいくつか診断基準がありますが、そのうちの一つにウエストがありますよね。
でも、身長とか体格が違うのにウエストで判断するの?と思いますよね。背の低い私でも、背の高い母でも同じウエスト値で診断されるの?と不思議です。それではここでメタボの診断の中身とウエストの測り方について調べてみます。
スポンサーリンク
メタボの診断でウエストを測るのはなぜ?
メタボといえば中性脂肪の数値でしょう!と思った私は、なぜウエストを測られるのか不思議でした。内臓脂肪の大きさとウエストが比例するから?お腹が大きい方がメタボだから?と疑問に思っていました。
メタボを招く大きな原因の一つに内臓脂肪があります。内臓脂肪の占める面積が100平方センチメートル以上になると高血糖や高血圧の合併症を招く確率が格段に上がります。
通常、内臓脂肪の面積はCT検査で計測します。しかし、毎回健康診断でCT検査を行うには時間も手間も掛かるし、場所も限られてしまいます。そこで、ウエストの計測で簡易に内臓脂肪の面積を測るようになったのです。
男性ならウエスト85センチ以上、女性ならウエスト90センチ以上が内臓脂肪の面積100平方センチメートルに近いそうです。ウエストから内臓脂肪の面積が出るなんて、目からウロコですね!私もびっくりしました。これなら家でも簡単に測定できますよね。
メタボ診断でのウエストの測り方
家でも簡単にメタボかどうか測定できる!と思って我が家も早速メタボ疑惑のパパに試してみましたが、いざウエストを測ってみるとどの辺りで測るのが正解かわかりませんでした…。
へその部分?どれぐらいきつく締めるべきメジャーを緩く巻いたり、へそより下にするとウエストの数値が大きくなるし、ぎゅっと締めるとへそより上にすると今度はスリムな数値になってしまいます。お腹が空いている時と食後でも差がありますよね。
実はメタボの測定をする時にはウエストの測り方に決まりがあるんです。まずウエストを計測するタイミングですが、お腹が空いている時にします。食後はNGです。入浴後に測るのが一番良いそうですよ。
締め付けているズボンやベルトは脱いで下さい。お腹周りをゆるーくしておきましょう。両足は揃えた状態で真っすぐ立ちます。ここでやっとメジャーの出番です。
メジャーはおへそに当てて真っすぐ持ちます。メジャーが床と水平になるように測ります。測る時はゆっくり息を吸って、息を吐き切った時に計測します。あまり縛り過ぎずに体にフィットする程度で測ったウエストで計測して下さいね。
より確実に計測するために、2回測ってみて平均値を出してみましょう。我が家も本日の入浴後に早速パパを実験台にして測ってみる事にします!
スポンサーリンク
子供のメタボ診査もウエスト診断必須!
メタボ検診は2008年に40歳~74歳に向けて作られた検診です。ですが、最近ではなんと子供のメタボも増えているとか!実は30年前から比べると肥満児はおよそ2倍にも増えていて、子供の約1割は肥満児になっているそうです。
肥満児の中には大人と同じようにメタボと診断されて、血圧や血糖値に異常を招いている子供もいます。子供はいつでも走り回っているから大丈夫!と思っていた私にはびっくりのデータでした。子供にも大人と同じようにメタボ診断の基準があります。
- 小学生でウエストが75センチ以上ある、中学生でウエストが80センチ以上ある。
- ウエスト(センチ)÷身長(センチ)=0.5を超えている。
ウエストは大人と同じ測り方をしてあげて下さいね。
30年前から比べるとテレビゲームが普及し、携帯電話でどこに居ても友達と連絡をしてお菓子を食べながら電話をする事ができるので外で走り回る事がとても減っています。
そして、塩分の高い、脂質の多い、カロリーの高いジャンクフードがどこでも買える、等が影響しているそうです。
大人にも子供にも危険なメタボ。実は食生活や生活環境を正しく過ごしていると簡単に予防できます。メタボ診断をして重大な病気を引き起こす前に対処しておきたいですね。