妊娠すると体の色々な部分がどんどん変化していって、自分の体なのに不思議な感覚になりますよね。
嬉しい事もあれば、少しの事で悩んでしまう事も。
そんな時、ゆっくりお風呂に入れたら心身共にリラックスできるのになー、という想いは多くの妊婦さんの願いかも。
でも、妊娠中のお風呂は良くないって聞いた事がある!リラックスタイムの半身浴もダメ?好きな入浴剤は?
妊娠中のお風呂にまつわる疑問を調べてみました。
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妊娠中の半身浴はダメ?
食べたい食べ物と食べられる食べ物が違ったり、少し動くだけで息切れがしたり、腰が痛くなったり、とにかくあちこちに変化が現れるのが妊娠生活!
体内でも赤ちゃん受け入れ体制をどんどん進めている真っ最中!
ここで要注意なのが、妊娠初期のお風呂なんです。
妊娠初期は特に子宮を大きくしたり、胎盤を安定させる為に血液が目まぐるしく循環しています。そんな中、温かいお風呂に長時間浸かってしまうと体温も上昇して血の巡りも更に活性化!
普段なら体に良い事ですが、妊娠初期は子宮を縮めたり広げたりする作業が予定よりも進んでしまい、流産や早産の危険性を高めてしまうのです。
妊娠初期の長風呂は特に注意しなければいけません。
妊娠中のお風呂の注意点
妊娠中に体を冷やすのは厳禁!やっぱりお風呂に入って温まる方が気持ちもリラックスできて良いですよね。
シャワーで済ますよりもお風呂に浸かった方が下半身もゆっくり温められます。妊婦さんが入浴する時は「お風呂の温度」と「入浴時間」に注意すれば入浴できるんです!
普段お風呂を溜める時はだいたい40度前後の温度が多いですよね。
熱いのが好きな人は43度ぐらい?妊婦さんは妊娠への体作りや赤ちゃんに栄養を送るため、常に鉄分不足の状態です。
この状態で熱いお風呂に浸かってしまうと貧血を起こしやすくなるので要注意!
妊婦さんに最適なお風呂の温度はズバリ!38度!ちょっとぬるいかも?と思う温度でも十分体が温まります。
妊娠前は携帯片手に半身浴、なんて人も多かったのでは?私も妊娠前は文庫本とお水を用意して1~2時間はのーんびり、ゆーっくりお風呂に入っていました。
これも妊婦さんには厳禁!
妊婦さんの入浴時間は10分!これが一番安全な入浴タイムです。
もちろん、髪を洗って体を洗ってからの入浴ならそこから10分!お湯に浸かっている時間を10分以内に留めておきましょう。
妊婦さんの入浴はお腹の辺りまでがお湯に浸かる半身浴がベストです!じんわりと体を温めるようにしてあげましょうね。
急に温かいお風呂に浸かると体がびっくりしてしまうので、お腹から遠い足や下半身にお湯を掛けてから入浴するようにしましょう。
汗が大量に出てきたり、少ししんどくなったりしたらすぐにお風呂を上がるようにして下さいね。
お風呂場では滑らないようにいつも以上に注意も必要。手すりを持ったり、浴槽のふちを掴んで移動したり、安全には安全を重ねて動きましょうね。
妊婦に入浴剤はダメ?
せっかくお風呂に浸かるなら入浴剤も使いたい!
私のようなワガママ妊婦さんもきっと多いですよね。
妊婦さんでも入浴剤は使用しても良いんです。
ただし、ダイエット用等の発汗作用の強いものはNG。そして、肌に刺激を与えるようなものや、匂いの強いものは避けておきましょう。
つわりが強い人は特に匂いのするものは避けておいて下さいね!
保湿成分の入っている入浴剤なら肌への効果も期待大!体の乾燥予防にも効果を発揮してくれますね。
妊娠中は避けた方が良いハーブ等もあります。リラックス効果が高く、入浴剤としてもよく使われているものも多いので覚えておきましょう。
「カモミール」「ローズマリー」「ローズ」「ジャスミン」「ラベンダー」「ペパーミント」「タイム」これらのハーブには子宮収縮の働きを持っているので早産や流産の危険性を高めてしまいます。
臨月に入った頃なら陣痛促進として使えるハーブたちですね。
妊娠中の半身浴まとめ
妊娠中の入浴は普段よりも気を遣わないといけないので、慣れるまでは少し大変かも。
でも、やっぱり温かいお風呂に浸かってボーっとしているだけでもリラックスできますよね。妊娠中は肩まで浸かるよりも半身浴の方が推奨されているので、体調が良ければ体が冷えないように毎日でも入りたいものです。
悪阻のムカムカやマタニティーブルーのイライラも、のんびり入浴タイムで浄化されますように。