年齢を重ねるごとに気になるものと言えば、顔のシワ?髪のツヤ?挙げ出したらキリがないかもしれませんね。でもお腹まわりの脂肪って、一番気になりませんか?
おじさんみたいなメタボ体型には絶対なりたくない!そんなメタボの基準は、どうやら腹囲だけではないらしい。「え?知らなかった」というあなた、知る程怖いメタボについて一緒に勉強しましょう。
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メタボ人口は結構多い
世間ではメタボ、メタボと合言葉のように言われていますが、本来はメタボリックシンドロームという長い名前。メタボリック=代謝、シンドローム=症候群、という意味で「代謝が悪くなって病気になっている状態」を示しています。
日本には40歳から70歳の男性2人に1人、女性5人に1人がメタボまたはメタボ予備軍であると言われています。意外と多いな、と思いませんか?これだけ多いと、スラッとしたお腹の出ていないおじさんを探すことの方が難しいかもしれませんね。
メタボになってしまう原因は、女性の場合はホルモンが大きく関係してくることもありますが、一番はやっぱり運動不足や偏った食生活。
- 毎日のビール、お酒などのアルコールは欠かせない
- あまり噛まずに他の人よりも早く食べ終わってしまう
- 和食よりも洋食の方が好き
- 夜22時以降に食事をすることが多い
メタボの診断基準
国をあげてメタボ対策に取り組んでいる日本。会社での健康診断にメタボチェックが加わったことも、厚生労働省が健康保険組合に「メタボ対策をしなさい」と義務付けたからなのです。
その診断基準は二段階になっていて、まずは皆さんご存知のお腹まわりチェック!男性は85センチ以上、女性は90センチ以上だとメタボへの階段を一歩上ったことなります。
ここでのポイントはウエストではなくおへそ周りを測ること。そして、ウッと息を止めたりしてお腹をへこませたりしないでくださいね。やりたくなる気持ちはわかりますが(笑)
そして次に中性脂肪・血圧・血糖値をチェックして、3つのうち2つに異常がみられると、メタボ確定となります。このように内臓脂肪の蓄積と、高血圧や糖尿病などの複数の病気が重なってしまうとメタボと呼ばれる状態になるので、腹囲オーバー=メタボとはならないのですね。
メタボになるとどうなる?
メタボでない健康な状態と比べて、メタボの状態は様々な恐ろしい病気を引き起こす可能性が高くなります。特に多いのが、糖尿病・動脈硬化・高血圧症などの生活習慣病です。
そもそもメタボ診断が義務付けられたのも、この生活習慣病の増加で国が負担する医療費が増えてしまっているので、生活習慣病になる前に事前にチェックしよう、と考えられたことが一因とされています。
日本って世界的に見たら皆細い、と思う方も多いかもしれませんが、国の財政を圧迫するほどの問題になってしまっているのですね。
そして生活習慣病が引き金になって、脳梗塞や脳出血などの脳卒中・心筋梗塞などの心臓病など、死に直結する大きな病気を発症する恐れもあります。これらは、日本人の死因第1位のガンに続く第2位と第3位にあげられている非常に恐ろしい病気です。
取り返しのつかないことになる前に、今日から出来るメタボ改善方法を見ていきましょう。
メタボ改善方法
メタボを改善して健康的な体になるためには、食生活の改善と有酸素運動を行いましょう。ストレスの原因を作るような無理はしないように、出来ることから始めるのがおすすめです。
- 駅でエスカレーターよりも、階段を使うようにする
- 1時間に1度背筋をグッと伸ばしてストレッチをする
- サラダのドレッシングをノンオイルのものに変える
などちょっとしたことから、メタボ改善に繋げることが出来ますよ。
まとめ
一言でメタボと言ってもその先には重大な病気が潜んでいます。
過剰に意識する必要はありませんが、今から出来るメタボ対策を毎日の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?将来の健康的な自分の体を作る第一歩になりますよ。