あなたは肥満ホルモンという言葉をご存知ですか?
太っているイメージの「肥満」と、女性ホルモンや男性ホルモンなど魅力的な使い方をされることが多い「ホルモン」がくっついた言葉ですが、具体的なイメージがしにくいと感じる方が多いのではないでしょうか。
そんな肥満ホルモン、実は皆さんの体のなかに必ずあるもので、気を付けないと体脂肪増加の原因になる可能性大!でもこの記事を読めばもう大丈夫です。肥満ホルモンを味方につけて綺麗に痩せる方法を大公開しちゃいます。
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肥満ホルモンの正体
肥満ホルモンなんて言葉、日常生活でなかなか聞かないですよね。私はダイエットや美容について暇があれば検索していますが、初めて聞いた言葉です。
でも「食事制限をして前よりも食べる量を減らしたのに、気になるお腹まわりが全然痩せない!」と思っているあなたは、もしかしたらこの肥満ホルモンが足を引っ張っているかもしれません。
だって、肥満ホルモンは誰の体にもあるものだから。「もー早く教えてよ」という声が聞こえてきそうなので正体をバラしますが、肥満ホルモン=インスリンのことです。
インスリンって糖尿病の方が摂取するイメージがありませんか?そんなインスリンが肥満ホルモンなんて全然結びつかない感じがしますよね。まずは、そんな謎多きインスリンについて説明しますね。
インスリンはすい臓から出ている血糖値を下げる働きをする分泌物で、毎日一定の量が出ている基礎分泌と、血糖値が高くなった時に出る追加分泌の2種類があります。基礎分泌が少ないとお腹が減った時の血糖値が上がり、追加分泌が少ないと食後の血糖値が上がってしまいます。
ここまで聞くと「やっぱり良いヤツじゃん」なんて思ってしまいますが、実はインスリンには体に脂肪を蓄える働きもあるのです。
私たちの体は主に食事からブドウ糖などのエネルギーを作っていますが、このエネルギーが血液の中にたくさんありすぎるとインスリンが体中の細胞に「おーい!みんなこっちで使いきれないエネルギーを持っていってくれ!」と働きかけて、筋肉などの細胞に分け与えます。
この働きのおかげで血糖値が下がるのですが、反対に体のなかにはどんどん脂肪が蓄積されてしまうのです。
血糖値は下がるけど体脂肪は増える・・なんだか複雑な仕組みですが、これが肥満ホルモンと言われるインスリンの正体。しかも脂肪が増えて太ってしまうと、インスリンの効き目が悪くなり「太る→インスリンが増える→更に太る」という最悪の状態になってしまいます。
恐ろしいですね。このような状態になってしまわないために、次は対策方法を見ていきましょう。
肥満ホルモンを抑える方法
肥満ホルモンであるインスリンは、血糖値の急激な上昇を抑えることで分泌量を抑えることが出来ます。具体的にはこの3つ。
炭水化物の量を減らす
ご飯・パン・パスタなどの炭水化物を多く含んだ食べ物はインスリンが分泌されるすい臓への負担がとても大きく、血糖値が上がりやすい食品です。特に運動前などに摂取するのは止めましょう。
適度な間食をする
少しずつの食事を5回とって10のエネルギーを得る場合と、3回の食事で10のエネルギーを得る場合では前者の方が血糖値が穏やかで安定しやすいです。こんな感じのダイエット方法、少し前に流行りましたよね。
つまり腹ペコ状態にならないことが大切。3時のおやつにはアーモンドやヨーグルトを食べて夜ご飯のドカ食いを避けましょう。
運動をする
ダイエットと切っても切り離せない運動は、ここでも登場します。毎日少しでも体を動かしてあげることですい臓への負担を減らしてインスリンの過剰分泌を避けることが出来ますよ。
褐色脂肪細胞を味方にする
褐色脂肪細胞は、私たちの体の体温を保つために熱を放出して脂肪を減らしてくれる働きがある素晴らしいものです。この細胞の働きが活発になれば、肥満ホルモンによって蓄えられてしまった脂肪をやっつけることが出来ます。
ワキの下・首の後ろ・肩甲骨周りの限られた場所にしか褐色脂肪細胞はついていないので、この部分を積極的に動かしたり、刺激を与えてあげることが大切です。一番効果的なのは水泳ですが、自宅で冷たいシャワーを首筋にかけてあげても効果がありますよ。
ちょっとヒヤッとして辛いかもしれませんが、一度やってみてはいかがでしょうか?
まとめ
肥満ホルモンはダイエットの敵でもあり、あなたの健康の味方でもあります。
だから、過度なダイエットはしないようにしてくださいね。健康的で綺麗な体型を目指して、生活習慣の見直しから始めることがおすすめですよ、一緒に頑張りましょう!