私は毎月、生理前になると憂鬱どころではないぐらいに、気分がひどく落ち込みます。ちょっとしたことで落ち込み、不安に駆られ、異様な食欲に襲われ、暴飲暴食に走ってしまうのです。
そして生理前の一週間で2~3キロは軽く増量。きっと私のように生理前や生理中に太ってしまう人は多いはずです。
以前は生理が終わると、身も心も一気に軽くなり、体重も元通り!でしたが、最近は体重が戻りきらずに、毎月毎月、少づつ増量。
このままではマズい!と生理周期とダイエットの関係を調べることにしました。
そして分かったことは、生理周期に合わせた体の変化を理解することは、女性のダイエットの成功のカギだということ。
毎日の生活習慣を少し変えるだけでも、生理前・生理中の体重増加や気分の浮き沈みは改善することができるのです!
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目次
4つの生理周期と体の変化
生理周期にあわせ、私たちの体や気持ちに波をもたらすのは、女性ホルモンであるエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)のバランスの仕業。と、言ってもこの2つのホルモンは妊娠・出産や女性の美しさなどに欠かせない大切なホルモンであることを忘れてはいけません。
エストロゲンとプロゲステロンのバランスは生理周期(25日~38日周期)の間に大きく変化しています。
月経期→体重停滞期
生理が始まるとプロゲステロンが減り、エストロゲンが少しづつ増えてきます。
体温が低くなっているこの時期は体重が減りにくい時期です。無理な運動や食事制限をしても効果があまりありません。体重を気にすることよりも、体を温めることに気を使いましょう。
腹痛、頭痛、腰痛など、体に不調がでる時期なので、無理は禁物。体をリラックスさせることが大切です。
卵胞期→体重減量チャンス期
生理終了から排卵日まではエストロゲンが増え、気持ちが安定し、無駄な食欲もなく、ダイエットがはかどります。
エストロゲンのおかげでむくみにくく、代謝もよくなっている時期です。ランニングなどの少しきつめの運動はこの時期に行うと続けやすく、ダイエット効果も高まります!
排卵期
「妊娠しやすい期間」である排卵期にはプロゲステロンが増え始めるので、痩せやすい時期から太りやすい時期へと変化する時期です。
個人差はありますが、次の生理予定日からマイナス14日辺りの5日間程度が排卵期であるといわれています。
排卵期も月経期と同様、体に不調が出やすい時期。無理な食事制限などで栄養不足になると排卵がスムーズに行われない危険性もあるので注意しましょう。
黄体期→体重増量期
プロゲステロンが一気に増える時期です。そのため体は水分を溜め込みやすく体重が増加しやすく、便秘や肌荒れにも悩まされる時期です。
ストレスを感じやすく食欲が増え、食べたものが脂肪に変わりやすくなる時期でもあります。
生理太りが戻らないのはコレが原因!
生理前は何をやっても痩せないから仕方がない!と自暴自棄になっていてはいけません。
魔の体重増加期である黄体期の過ごし方に注意すると、後にやってくる痩せ期である卵胞期にスムーズに痩せられるのです。
抑えられない食欲はホルモンのバランスの乱れが原因なので、焦る必要はありません。
しかし!ここで脂質や糖質の多いスナックやお菓子ばかりを食べていると、痩せ期に処理できないほどの脂肪を蓄えることになってしまいます。
塩分の摂りすぎも、生理前のむくみやイライラを加速させる原因に!
食べることを無理に我慢すると余計にイライラが募るもの。生理前は食べるものに注意するとことが大切なのです!
生理前に食べてもOK!おすすめ食材
【防止効果別おすすめ食材】
- むくみ防止!カリウム…アボカド、バナナ、キウイ、メロン
- ストレスの緩和!ビタミンC…ブロッコリー、ピーマン、イチゴ、レモン
- 脂肪をエネルギーに変える!ビタミンB群…レバー、豚肉、ニンニク、納豆
- 便秘を防止!食物繊維…海藻、ゴボウ、レタス、キノコ類
生理前のコーヒーやアルコールも生理太りが戻りにくくなる原因とも言われています。代わりにハーブティーや炭酸水がおすすめです!
まとめ
- 生理周期による体の変化を知り焦らずダイエット!
- 生理前は栄養のある食事で食欲を満たす!
生理前に太ってしまうのはあなたが怠けているからではありません。
女性として生きていくための生理現象だと理解して、上手に付き合うことがダイエットを成功させるカギでもあるのです!