脂質代謝検査の中性脂肪に注目して!自分の健康は自分で作るべし!

多くの人が毎年受けている会社の健康診断。その結果を隅から隅までしっかり確認する方は少ないのではないでしょうか。

「健康診断で引っかかったことはないから関係ない」なんて余裕なあなたも、「この前C判定だった」と落ち込んでいるあなたも、脂質代謝の欄を一度見返してみてください。

特に中性脂肪の数値は、将来のあなたの健康に大きく関わっているかもしれませんよ。ずっと健康でいるために、脂質代謝と中性脂肪について一緒に勉強してみませんか？

脂質代謝検査

健康診断でよくわからないけど採血をした、なんて経験ありませんか？

きっとほとんどの方が「この検査は○○に関係があって・・」など、健康診断の内容について詳しく知ろうなんて思っていないですよね。「会社で義務付けられているからやっている」という感じでしょうか。

実は私も同じで体重増えてないといいなとか、身長が伸びた！などと喜んだりしていました。あと朝ごはんが食べられなくてツライな、とか(笑)もしかしたら、同じように思われている方も多いかもしれませんね。

話を本題に戻しましょう。そんな何気なく受けている健康診断での採血、実は私たちの今の健康状態を如実に表しているもので、採血をすることによって血液中のコレステロール値や中性脂肪の値を調べることが出来ます。この検査のことを「脂質代謝検査」と言います。

具体的には、総コレステロール・善玉コレステロール・悪玉コレステロール・中性脂肪の値を調べることが出来て、脂質異常症でないかどうかをチェックします。
脂質異常症とは、放置しておくと心筋梗塞・脳梗塞・脳出血など命に関わる大きな病気の元になると言われている非常に恐ろしいものです。しかも自覚症状がほとんどないので、この脂質代謝検査があなたの健康を守る大きなバロメーターのひとつになっているのです。

なんだかあなたを脅しているようですが、ちゃんと後から改善方法もご紹介しますので安心してくださいね。次は脂質代謝検査での中性脂肪について、見ていきましょう。

脂質代謝検査と中性脂肪

脂質代謝検査での中性脂肪の値は、30～129が基準値と言われていて、この数値以下でも以上でも良くありません。

「えっ！？以下でもダメなの？」と驚かれた方、いらっしゃるのではないでしょうか。中性脂肪は私たちの内臓を守ってくれたり、体温を一定に保つ役割をしています。
一見邪魔ものに思えるプヨプヨお肉の中性脂肪ですが、ある程度の数値は必要になってきて、少ない場合は肝臓病や甲状腺に関わる病気を引き起こすこともあるのです。

反対に基準値より高い数値の場合は、動脈硬化の可能性がグンッと上がります。

そして糖尿病やメタボリックシンドローム、脂肪肝などの生活習慣病の大きな原因になります。少なすぎず多すぎない、この適度な脂肪量が私たちの健康には必要なのですね。

改善方法～食事～

中性脂肪は、食べ過ぎ・飲みすぎが主な増加原因と言われています。

特に、アルコール大好きで冷蔵庫にはビールは欠かさず入っています！なんて方は要注意ですよ。ベルトの穴の位置は昨年と変わっていませんか？お腹が出て貫禄が出てきたなぁ、なんて言って終わらせていませんか？

食生活の改善は健康への第一歩！具体的な改善方法を見ていきましょう。

青魚を食べる

アジやサバなどの青魚には、中性脂肪を下げる効果が高いと言われるDHA・EPAという成分が含まれています。食事に取り入れることによって、あなたの体についている余分な脂肪を減らすことが出来ますよ。

炭水化物を控える

炭水化物は、筋肉や脳を動かすエネルギー源なので全くとらないことはおすすめ出来ませんが、取りすぎると中性脂肪を増やす原因になってしまいます。

毎日の食事に加えておやつで洋菓子などをよく食べるという方は控えてみてはいかがでしょうか。

アルコールを控える

アルコール好きな方には辛いと思いますが、アルコールの過剰な摂取も良くありません。飲む回数を減らしたり、ビールをワインや甘酒に変えてみるのもおすすめです。

改善方法～運動～

最近全然運動してないなぁ、という方は簡単に出来るものから始めてみませんか？
先ほどご紹介した食事改善と合わせて行うことで、より良い効果を得ることが出来ますよ。

など。体内の酸素量を増やす有酸素運動をすることによって、余分な脂肪分を減らすことに繋がります。個人的にはラジオ体操が一押し！あの音楽を聴けば体が自然に動くし、3分ぐらいで終わるし、簡単だし・・無駄な道具代もかかりませんしね！是非やってみてください。

まとめ

脂質代謝検査では、自分自身の体の状態を知るための大切な情報を得ることが出来ます。多くの人が予備軍とも言われている生活習慣病にならないためにも、健康的な生活を始めましょう。